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「お船出ものがたり異聞」


宮崎県日向市で行われた市民劇「お船出ものがたり異聞~いざ、東へ!~」


国民文化祭・芸文祭・みやざき2020の日向市の事業として開催されました。

本来なら2020年11月に開催予定でしたが、コロナの影響で1年延期して満を持しての開催となりました。



後の神武天皇が東征するために日向市の美々津からお船出をしたお話し。

この劇は2015年からスタートしました。

これまで美々津にある立巌神社や海岸を会場としてきて、今回は日向市文化交流センター大ホールでの開催となりました。


開催当初から衣装・演出で関わってくださっている、世界的衣装デザイナーの時広慎吾氏が脚本・演出・衣装デザイン・を務め、さらにグレードアップした内容となりました。

特別出演として、世界的バイオリニスト古澤巌さんも出演してくださいました。


私はこの劇の中で「宗像三女神」という役を2017年よりさせていただいていて、 振り付けもさせていただいてきました。

「宗像三女神」とは、「道」の最高神として航海の安全や交通安全などを祈願する神様として崇敬を集めている神様です。

今回も今までと同じ舞をするとばかり思って練習していたんですが、 今年の4月、台本が少し変わり、踊る曲が変わりました。 しかも生演奏! しかも曲はこれから作る!

曲ができてから振り付け。 だけど、今までのと雰囲気が全然違って戸惑いが大きく、カウントとかないのでかなり苦戦しました! 出来上がっても、また作り直し、3人でやってみてまた変えて、舞台セットに合わせてまた変えて、場所、顔の向き、手の角度、タイミング、呼吸、雰囲気、衣装の見え方、表情、細かくこだわりました!

私以外の2人は、宗像三女神を演じるのが初めて。 3人揃って練習することが少なかったけれど、その中でも私の分かりにくいニュアンスを汲み取ってくれて、一生懸命ついてきてくれた2人にはとても感謝しています

また生演奏してくださる、 音の女神のさとちゃんと住吉三男神の皆さんと合わせるのも数回。

毎回タイミングが違う中、でもそのライブ感も楽しみつつ、だんだん呼吸があっていくのを感じて、その過程が楽しかったです♪



そして、試練はまだまだ、、、。 これまで宗像三女神の踊りの場面しか出なかったのですが、 最初の侍女役、 フィナーレ前にバイオリニストの古澤巌さんの生演奏で踊る場面まで出ることになり、実は言うとかなりプレッシャーを感じていました!

でも、せっかくいただいた役! 絶対にやり切ってみせるぞ! と思い、楽しみました!!



コロナの影響で出演者全員がそろったのは前日と当日の二日のみ! 古澤さんの生演奏は前日・当日合わせ!

フーッフーッと深呼吸して、 武者振るいなのか、 緊張なのか、 でも表現者としての私の中の感覚が全開で喜んでるのを感じながら、 演じました!

本当に素晴らしい舞台で 素晴らしい表現者の方々と 素晴らしい体験をさせていただきました

ダンサー冥利に尽きます!


とにかくこのような状況下でも上演できたことに感謝の気持ちでいっぱいです

たった一回の上演でしたが、見に来てくださったお客様、本当にありがとうございました!

最後、皆様からの拍手をいただけて、マスク越しにも笑顔が伝わってきて、本当に嬉しかったです

ここ1,2年はいろんなイベントや舞台が中止もしくは延期や縮小となっていっていました、このような時だからこそこの劇はやる意味があったように感じます


このような大きな舞台を再演することはなかなか難しいとことですが、いつかまた上演したいという気持ちです


共演者の皆さんスタッフの皆さん、音響・照明・舞台監督をしていただいたユニーク・ブレーン様、ボランティアの高校生、日向市職員の皆さん、お船出ものがたり異聞に関わってくださったすべての人に感謝申し上げます

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